「兵庫 旅するキッカケ文庫」in 赤穂市(おくとう市)
兵庫県の各地を巡る移動図書館「兵庫 旅するキッカケ文庫」。兵庫県にゆかりのある約50名の著名人が選んだ「人生が動き出すキッカケとなった本」を紹介する移動図書館(ブックバス)です。
2026年3月までに県内10ヵ所以上を巡回し、本との出会いを通じて、お越しになる皆さまの「キッカケ」となることを目指しています。
11ヵ所目の巡回地として、1月25日(日)に訪れたのは赤穂市の坂越!

坂越は、昔ながらの石畳の通りや町家の景観が残る、小さな港町。「坂越のかき」で有名であるほか、最近ではおしゃれなカフェや洋菓子店などもできたことで注目を集めています。

そんな坂越で1601年に創業し、江戸時代には赤穂藩の御用酒屋もつとめたという歴史ある酒蔵「奥藤酒造」。こちらの敷地内では、日本酒の仕込み時期である11月、1月、3月に「おくとう市」というイベントが開催されています。

ブックバスがおじゃましたこの日も、蔵出しのレアな日本酒の吞み比べのほか、赤穂市内や近隣市町からの出店者による飲食・物販ブースで賑わっていました。



雪もちらつく寒さのなか、さっそくブックバスにやってきてくれたのは、バスが大好きだというこどもたち。
おみくじ感覚で本と出会える「キッカケカード」は、やっぱり大人気です。

一番上のお兄ちゃんは、お母さんもおすすめのバンド漫画「BECK」。
二番目のお兄ちゃんは「兵庫 旅するキッカケ文庫」のアンバサダーを務める山之内すずさんが選書した絵本「ビッグ・オーとの出会い」を引きました。
「最近イヤイヤ気でとがってるこの子にぴったりかも!」と笑うお母さんと、「また図書館で借りようね」と約束していました。

お友だち同士のおふたりは、「あ、キュウソネコカミや」「宇垣さんや」「森田まりこや」と紹介文を眺めながらとっても楽しそう。
「知っている人が紹介していると、読みたくなりますよね」とにっこり。

スマホでもパシャリ。

次に訪れたのは、おくとう市にもよく来ているというこちらの女性。
「本を読みたいなと思っても、どんな本を選べばいいか分からないときが結構あって。こういう風におすすめが並んでいると、選びやすくていいですね」

実用書をよく読むというご夫婦が引いたのは、「サピエンス全史」と生きる意味を探す「夜の霧」。
「自分では絶対に選ばないジャンルの本と出会えるのが面白いね。これをキッカケに読んで、人生変わっちゃうかも(笑)」と笑い合います。

こちらは、数年前にご家族で坂越にUターン移住し、古民家を改修して建築&ランドスケープデザイン事務所を構えているという女性。
「普段は仕事関連の本ばかり読みがちなので、情緒的な本は新鮮。著名人に刺さった言葉が書いてあると、興味を持ちやすいですよね」

次に来られた女性が引いた「キッカケカード」は、「成功の実現」という本を紹介するもの。
「人の喜びをわが喜びとなす心こそ真の人の心である」と書いてあります。

「今朝、テレビで芸能人が『ひとりで5人のこどもを育てた母が、こどもたちの笑顔で元気になってくれていた』っていう話をしてて、いい話だな~って思ってたとこなんです。この本の内容とシンクロしてて、びっくり!」不思議なご縁を感じられたようです。

こちらは、「幼稚園バスみた~い!」とはしゃぐ女の子と、じっくり本を眺めるお父さん。「昔持っていたキャッチコピーの本があって、懐かしくなりました。最近本を読めていなかったけど、これをキッカケに読んでみようかな」とお話しくださいました。

そしてなんと、この「おくとう市」を主宰する「奥藤酒造」の奥藤社長も、麹仕込み前のすき間時間にブックバスへ!
引いた「キッカケカード」に書かれていたのは、藤原紀香さんが選書した「ジパングを探して」の「人生には多くの選択肢があるのよ」という言葉。
奥藤社長は、「おー! これはまさに俺にぴったりや!」と大喜び。

というのも、社長はまったくの異業種から、30歳を過ぎてから跡取りとして奥藤酒造へ。事務や経営の仕事をしていたところ、杜氏の担い手がいなくなることを危惧して自らも杜氏として酒造りをはじめました。それが、50歳を過ぎてからのことだったそうです。
「人生にはいっぱい選択肢があるからなぁ」
社長の言葉が身に沁みます。

最後は、お嬢さまの合格祈願をしてきたところだというご家族。
「山之内すずちゃんとか、世代も近い有名人の人生を変えた一行を知ることができて面白かったです」と娘さん。
「うちの娘も含めて、今考えている人生から、どんなキッカケで思わぬ方向に広がっていくかは分からないもの。若い人には、こういう読書体験をどんどん重ねてもらって、将来の参考にしてほしいですね」とお父さん。

兵庫県のZ世代応援パッケージのさまざまな取り組みを紹介するカードも、親子で対話をしながらたくさん手に取ってくださいました。
お嬢さま、受験頑張ってくださいね!

楽しんでくださったみんなでつなぐ「バトン書簡」も、もう2冊目。この日も新たなコメントが加わりました。
赤穂の皆さま、ありがとうございました!

この移動図書館「兵庫 旅するキッカケ文庫」は、兵庫県による若者の〈学び〉〈子育て〉〈住まい〉〈働き〉を支援する「若者・Z世代応援パッケージ」のPRプロジェクト。2026年3月までに、県内10ヵ所以上をまわる予定です。
次回は、2月17日(火)、18日(水)、20日(金)に三木市 – birica COFFEE & FRESH VEGSで、2月21日(土)に三木市 – まなびの郷みずほへお邪魔します!!
みなさまにお会いできることを、楽しみにしています。
WebサイトURL : https://kikkake-bunko-hyogo.jp/
公式InstagramURL : https://www.instagram.com/hyogo_kikkake_bunko
※巡回場所などは、順次公式HP・Instagramでお知らせします


