「兵庫 旅するキッカケ文庫」in 明石公園

兵庫県の各地を巡る移動図書館「兵庫 旅するキッカケ文庫」。兵庫県にゆかりのある約50名の著名人が選んだ「人生が動き出すキッカケとなった本」を紹介する移動図書館(ブックバス)です。

2026年3月までに県内10ヵ所以上を巡回し、本との出会いを通じて、お越しになる皆さまの「キッカケ」となることを目指しています。

8ヵ所目の巡回地として2025年12月13日(土)・14日(日)に訪れたのは、明石市の明石公園(実は“移動図書館の歴史”とも深い関わりがある場所なのですが、後ほど紹介します)。
当日は、「アウトドア × ものづくり × 防災」がテーマのイベントも行われていて、多くの人で賑わっていました。

兵庫旅するキッカケ文庫

JR・山陽明石駅からすぐの立地で、明石城跡を中心にゆったりと広がる「明石公園」。

左右にあるのは、約400年前の築城当時から残り、国の重要文化財にも指定されている「巽櫓(たつみやぐら)」と「坤櫓(ひつじさるやぐら)」。

兵庫旅するキッカケ文庫

明石公園で同時開催されていたのは「Bright Stone Works」というイベント。

「防災って難しそう…」という人も、キャンプやモノづくりなど趣味の延長で、楽しみながら『もしもに備える力』を身につけられるイベントです。

兵庫旅するキッカケ文庫

地元グルメのキッチンカーや、自衛隊車両・消防車の展示、防災ウルトラクイズなど、楽しく体験できるコンテンツが沢山ありました。

兵庫旅するキッカケ文庫

そして今回、明石の地にやって来たブックバスはブルー号!

目を引くかわいい車両に、「中はどうなってるの?」と人が集まってきます。

兵庫旅するキッカケ文庫

各地を巡回するバス停標識も注目されているようです。

兵庫旅するキッカケ文庫

OPENして早々に来てくれたのは、小学5年生の双子兄弟。

兵庫旅するキッカケ文庫

お母さん曰く「一人は活字が好きで、もう一人は漫画好き」なんだとか。

くじを引いて「キッカケカード」でおすすめされたのは、夏目漱石の「三四郎」。少し読んで「面白そう!」と興味を持ったようです。

兵庫旅するキッカケ文庫

こちらが「キッカケカード」。

選書者の”人生を動かした一文”と本のタイトルが書かれています。

兵庫旅するキッカケ文庫

つづいて、仲良く本を選んでいたのはBright Stone Worksイベントに出店されているお二人。

加古川市で防寒インナーを作っているお店とのことで、忙しい合間を縫ってブックバスに来てくれました。

兵庫旅するキッカケ文庫

「山之内すずさんやバイク川崎バイクさんとか、本をきっかけに、兵庫県出身の方のことを知れたのも嬉しい」

兵庫旅するキッカケ文庫

ブックバスの横では、地元高校生による読み聞かせも行われていました。

兵庫旅するキッカケ文庫

なんとこちらは、県立加古川東高校の生徒たちがオリジナルで作成した「かがく絵本」。

子どもたちに早くから科学への興味を持ってもらおうと取り組まれているプロジェクトです。

兵庫旅するキッカケ文庫

身近な科学現象を題材にしていて、子どもたちも大喜び。

兵庫旅するキッカケ文庫

また別コーナーには、明石公園内にある「兵庫県立図書館」から借りてきた絵本や童話などを設置。こちらも大人気でした。

ちなみに「兵庫県立図書館」は、昭和4年(1929年)に設置された『兵庫県巡回文庫』を源流として、県民の文化発展に貢献する役割を引き継ぐ形で昭和49年(1974年)に開館したとか。今回、「旅するキッカケ文庫」がここにやってきたことに、素敵な縁のようなものを感じます。

兵庫旅するキッカケ文庫

若い世代に向けて県が取り組む事業の紹介カードを手にしていたのは、地元高校の先生。

図書部の生徒がキッカケ文庫の運営サポートをしていて、その様子を見に来たそうです。

兵庫旅するキッカケ文庫

教え子の活躍を見守った後、せっかくだからと手にした本は、庵 功雄著「やさしい日本語 ―多文化共生社会へ」。

兵庫旅するキッカケ文庫

「教える」のではなく「学び合う」という、深い一文も。

兵庫旅するキッカケ文庫

こちらは、キッカケカードから、自分で本を探す男の子。

兵庫旅するキッカケ文庫

発見するも、とても難しそうな本との出会いとなり、苦笑いのお父さん。

普段なら手にしない本との巡り合わせも、キッカケ文庫ならではかもしれません。

もちろん、自分が好きな本を選べるので「100万回生きたねこ」を読んでもらっていました。

兵庫旅するキッカケ文庫

公園内のカフェでは、株式会社フェリシモによる「スナックこのごろ」も開催。

兵庫旅するキッカケ文庫

参加者もスタッフも20代。同世代だからこそ気軽に共感できる話がしやすいスナックのようです。

兵庫旅するキッカケ文庫

後でキッカケ文庫のバスにも立ち寄ってくれました。

兵庫旅するキッカケ文庫

くじで決まった色とりどりのカードを見せ合います。

兵庫旅するキッカケ文庫

地元高専に通う学生の姿も。学校では、コンピュータサイエンスなどの本に触れることが多いようですが、二人とも小説などの物語が好き。「兵庫県のプレスリリースを見て興味を持ちました!」と、嬉しすぎる来場キッカケを話してくれました。

兵庫旅するキッカケ文庫

手にしたのは「一杯のかけそば」。当然ながら知らない、バブル期に話題となった本に見入っていました。

兵庫旅するキッカケ文庫

2日間を通して、家族連れや学生、カップルなどが次々と足を運んでくださり、なんと約1000人が来場!

隣でされていた立体ぬり絵やマッチづくり体験のワークショップから立ち寄られる方も多かったようです。

兵庫旅するキッカケ文庫

「みんなのバトン書簡」には、沢山のコメントが参加者から寄せられていました。

本との新たな出会いや数年ぶりの再会、そして読書に興味を持ち始めたことが、それぞれの未来につながっていけば嬉しいです。

移動図書館「兵庫 旅するキッカケ文庫」は、兵庫県による若者の〈学び〉〈子育て〉〈住まい〉〈働き〉を支援する「若者・Z世代応援パッケージ」のPRプロジェクト。2026年3月までに、県内10ヵ所以上をまわる予定です。

1月25日(日)は、赤穂市 奥藤酒造 敷地内(おくとう市)にやってきます。

みなさまにお会いできることを、楽しみにしています!

WebサイトURL : https://kikkake-bunko-hyogo.jp/ 
公式InstagramURL : https://www.instagram.com/hyogo_kikkake_bunko 

※巡回場所などは、順次公式HP・Instagramでお知らせします